スキンケア、見直すべきは洗顔!(奥原)
更新日:2021年9月26日

スキンケアって一体何から見直したほうがいいですか? そう聞かれたら一番に応えるのが「洗顔(クレンジング)です」ということ。 「洗顔が大事」という言葉を見聞きしたことがある方も多いと思いますが、その言葉の真髄?本質?を理解して洗顔できている人ってごく僅かな気がしています。 きちんとお肌についた汚れを落とすこと。 もちろんこれは大前提なのですが、あまりにも落とすことに特化してしまうと大切な潤いまでも流してしまうことになりかねません。 私達のレッスンでは実際のお肌や使用されているアイテム、使用方法や選んだ経緯など照らし合わせながら「お肌に出ているトラブルの根本原因」と一緒に向き合っていきます。 お肌悩みと向き合いながら、何故自分のお肌にトラブルが起きているのか?一つ一つのアイテム何の為に使うのか?どんな風に選ぶのか?などなど、毎日触れ合う自分のお肌を自分で調整していく為のレッスンをしています。 そんなレッスンの中でほぼチェックが入るのが「洗顔」!私達から見ると9割以上のお客様が洗いすぎています。 ん?洗いすぎってどんな状態………?と思った方、普段洗顔をした後のお肌を思い返してみましょう◎(思い返せないほど流れでやっている方は今晩洗った後しっかりお肌を見てみてください^^)
☑︎洗った後にお肌がきゅっとつっぱる ☑︎お肌がサラサラしている ☑︎とりあえず急いで保湿しなきゃ!となる こんな感覚に心当たりのある方は完全に自分で自分のお肌の潤いを落としています=洗いすぎています。
ちなみにレッスンでは洗顔の見直しが入ったお客様(ほぼ全員)に自分のお肌に対して必要な洗顔って何だろう?ということを一緒に考えながら体感して頂くのですが「え、私の肌ってこんなに潤ってたんだ…」「洗った後なのにもちもちしている!」などと驚かれることがとっても多いです。 そう、本来は10代の頃のお肌のように洗った後も水をころころと弾いてくれるくらいの洗い上がりが理想です。何故ならお肌(角質層)には潤いが大切で、そんなお肌(角質層)を守るように肌表面は皮脂膜で守られている状態こそがお肌にとっては安心出来る環境だからです。 皮脂(油)と水は弾きあう性質がありますよね。だからこそ水をピチピチ弾くのです。 中には食器とかお風呂を洗っているテンションで「キュッキュ」となるほど洗っている方をお見かけしますが、それは完全に私達から見るとやりすぎです。物質的なものはそれでも良いかもしれませんが、お肌は自分を守る大切な身体の器官。そんなに無防備な状態にするのは可哀想かなと思ってしまいます。
また、日頃自然派のスキンケアをしていたり肌が敏感な方は「洗いすぎると肌に負担がかかる」というイメージを持ってる方も多いですね! 「界面活性剤がよくないと本で見てシンプルな石鹸で落としてます」「敏感肌なので肌に優しいと書かれているクレンジングを選んでます」「W洗顔は肌の潤いを落としすぎると言われたからW洗顔不要のものを選びます」 それぞれに選んだ理由や経緯があると思いますが、結局選んでみたアイテムが自分の肌に対してどうだったのか?ここが大切ですよね。 優しいと思ってる洗顔が自分のお肌にとって優しく洗えているのか?そもそも優しく洗えてるってどんな状態なのか。一生もののお肌だからこそ自分で判断してあげられる視点が持てると素敵だなと思います。 色んなアイテム、色んな手法、色んな見解があり正解がないのがスキンケア。一人一人肌が違うし物事を見ている視点も異なるからこそ、いろんな考え方が生まれるのは自然のこと。 だからこそ何が正しいのか分からないまま外に正解を求めるのではなく、自分にあうスキンケアを自分の肌に目を向けて一つ一つ見つけられると素敵ですね。 自分の肌にとって本当に必要な洗顔が選択できているのか。 自分の肌に目を向け考えるためのヒントがお届けできていれば幸いです。
AimerDAIKANYAMA 奥原