昔の自分より今の自分が好きと言えることの大切さ(新里)

私事ですが、今年で40歳になります。人生半分、ちょうど折り返し地点の気持ち。理想は80歳くらいで今回の人生を終えることができたらいいなと思っています。というのは旦那さんが14歳上なので、一緒に死にたいのです。笑)そうすると、彼が94~5歳で私が80歳、うん、ちょうどいい!と思ったり。もちろん、人生何があるか分かりません。天災、人災、病など色々あるので、基本的には「いつ死ぬか分からない」という気持ちで生きています。 そんなわけで、自分的には勝手に今年は折り返し地点なのですが、やっぱ老化は避けられないなーと感じます。35歳くらいから身体の弱体化がどんどん進んで、精神面での負荷が身体の不具合に顕著に現れたり、それに伴って食べられる量や食べられるモノもどんどん変化をしてきて、自分自身の心と体とかなり向き合う4~5年を過ごした気がします。でもおかげで、随分自分を実験台にしながら肌のことも内臓のことも学ぶ機会をいただけたので、私的にはすごく実りがありました。このBlogを見てくださっている方の中には私よりももっと年上の方も沢山いらっしゃるかと思いますので、たかだか40歳くらいで老化なんてまだまだ甘い!と思われるかも知れませんが(笑)。 さて、前置きが長くなってしまいましたが、先日昔の写真フォルダを見ていたら、なかなか酷い昔の私がでてきたので、久しぶりに晒してみようかと思います。2年前に出させて頂いた本にも載せた成人式の時の私もなかなか酷いのですが、その後も変わりなくやばめの新里が何年も続いています。比較写真にして載せますのでやばさをお楽しみください。

成人式の顔パンパン、眉毛の角度にもご注目。なかなかですね!(でもこの当時、こんな風貌なのにイケメンな彼氏がおりましたw)そして27歳は上京して2年目です。やぼさ加減と眉毛の角度は相変わらず。7年も経っているのに成長してない感じがやや悲しい。 その後、メイクを学び、何処にも所属せずフリーランスという立場に身を置きながら生きていくことになるのですが、風貌はややかわりつつもなんだか化粧濃いめのコンプレックスの塊感が抜けない時代が続きます↓

↑29歳頃のパスポート!変な付けまつげついてる…

↑34歳/U時工事さんとwなんかもう自分がコワイ
自分で言うのもなんですが、とりあえず全体的に化粧濃くてなんか執着が抜けていない。髪型は色々変わっているけれど、やっぱりどこかやぼったくて性格悪そう。いまも金髪だけど34歳の金髪がなかなかセンスない感じで残念です。笑) そういえばこの頃はかなり生き方に悩んで葛藤してた頃で、この3ヶ月後くらいに長く関わっていた環境から離れて、また一からのスタートを切りました。とにかく全てが嫌になって、ここからもっとやりたいようにするには抜け出すしかない!と、仕事ぜーんぶ手放しました。自分で言うのもなんですが、フリーランスのくせに全部手放すってなかなかの決断です。7年かけて築いてきたものだったので、流石に半年以上悩みました。
その後代官山に自分のアトリエを構えて、weddingやメイクレッスンを中心に、とにかくやりたかったことを自分でバランスをとりながら出来るようになって、そしたらまたどんどん色んなご縁が広がって、手放した倍以上のお仕事に恵まれてあっという間に5年間も経っていました。 ちなみに、34歳金髪(U字工事さんとの写真)の半年後、色々手放した直後の私がこちら↓

ちょっとすっきりしてる気がします。 そして髪を伸ばし始めました。なんせ女子力的なモノがなかなか低いので、改めて“女らしくなってみたい!”という目標の下、4年半伸ばし続けました。この頃から“なりたいイメージを持つ”ということが少しずつ出来るようになってきた気がします。

↑35歳秋頃

↑38歳
さすがにスマホユーザーになってからは大量に写真が残っていました。笑)自分の簡素な顔にすこしでもしゃれっ気をと思い、伊達眼鏡がなかなか手放せなかったです。笑) 生きるって、「自分を完成させていくこと」だと思っていて、今の自分に足りないこと、至らないことをしっかり見つめながら磨いて成長していくからこそ、生きれば生きるほど人生が楽しめるようになっていくのだと思います。もちろん、いつでもその時その時は一生懸命に生きてきたつもりだけれど、昔の自分を思い返すと恥ずかしいと思う事がいっぱい。でも逆を言えば、そう思えるということは、その頃より少しは成長できているのかなとも思ったり。 はい、そして5年前と今の比較がこちら↓

伊達眼鏡も手放せた39歳。顔下がって来てますがしょーがない。笑)でもこうして見てきても、肩の力が抜けててラクそうな今の自分がやっぱり一番好きかな。老化はします。それは自然なことで、肌も内臓も衰える。でもそれ以上に、今の自分が一番好きだと思えるのは、その時その時の“なりたい自分”に近づく為に変化をしていってるからじゃないかなと思います。単純に若さがいいとは全然思わない。…いや、若さゆえの回復力だけは羨ましいとは思います。笑)でも、自分と向き合いながら生きていると、きっと10年前より今の自分が好きになれるはずだし、そう思えるような生き方をしていきたいと私は思うのです。 そしてそれは外見にとても表れると思います。 身体の声を聞かず好き勝手に食べていると、大半の人は内蔵を煩ったり過度に脂肪がついて、結果身体の負担を増やしてしまうし、見た目でモチベーションも下がってしまう。 肌をしっかり観察せずに流れ作業で行う日々のスキンケアは、もはや“スキン”を“ケア”できていないのでスキンケアではなくなる。だからぼろぼろになってしまう。 “今の自分”がどうなりたいかを自分に問いかけずにしている髪型・メイク・服装は、今の自分にフィットしているものではないので、なんだか自分を好きになれず、鏡を見るのも嫌になってしまう。でもそれじゃあ何も変わらないし、この先もずっと“なんだか好きじゃない自分”で生きていくことになってしまいます。そんなのもったいないです! いつから自分を見なくなったのか、いつから諦めてしまったのかは問題じゃありません。大切なのは、そうなってしまった自分を変えるためにいつ動くか。スイッチを入れるのは自分です。 自分の嫌いな部分や苦手な事と向き合うのは、正直言って辛いし苦しいです。全然ラクじゃない。だからこそ、越えていくことに意味がある。仕事も恋愛も人間関係も全てに繋がることだと思います。問題から逃げていても何も変わらない。責任転嫁しても何も変わらない。 私がメイクレッスンをやっているのは、まずはメイクやスキンケアを通して、自分と向き合うという事をしてもらいたいから。
①自分は何が好きなのか、どうなりたいのかを明確にし、次に②現状(肌の状態や顔の造形)をしっかり見て把握し、②を①にしていくためには③なにをどうしたらいいかを具体的に考えて実行し、試行錯誤していくこと。この習慣を意識すると、生きていくこと全てに繋がると思うのです。それを自分一人の小さな脳みそと狭い視野だけで考えるのでは時間もかかるしなかなか見えてこないから、色んな本を読んだり人の話を聞いたりしながら、知識を深め視野を広げていくことが大切。そして何より重要なのは、“好きか嫌いか”“自分には何があっているのか”“何を選んだらいいのか”を判断するための“自分軸”をしっかり持つことです。 今はインターネットやSNSで世界がどんどん広くなっているけれど、人のことばかり見てしまって自分のことは見えていない人が多い気がします。人がどう言おうとそれは人の価値観。まずは自分にちゃんと目を向けて、自分の価値観で判断していくことが、自分の人生を生きることなんだと思います。 今と向き合って、今を大切に生きていれば、未来はその積み重ねできっと楽しく生きていける。そしたら「昔は良かった」なんて1mmも思わなくなるはず。まだ40年だけですが、それでも40年生きてきて私はそう思います。(もしこの先、生きていって昔の方が良いと思うようになったら正直に申告しますw) ここからの40年はきっとまた全然別モノだと思うのですが、どんどん老化してしわくちゃのおばあちゃんになっても、隣に居るおじいちゃんになった旦那さんに「おばあちゃんになっても可愛いねぇ」と笑って言ってもらえればもう十分本望です。笑)どんな姿になっていったとしても、それを受け入れて楽しめる器の広さ、そしてその時その時のなりたい自分に変化していけるしなやかさを持てる自分になっていきたいなと思います。 …なんか今後40年の決意表明みたいになってしまったw そんなわけで! 今年も私含めAimer DAIKANYAMAはさらに進化し、自分たちの経験をお客様にあますことなくお伝えしながら自分自身と向き合い磨いていくサポートをさせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します! 2020年1月8日 オーナー 新里沙智子